パルシステムの解約と休止|脱退の手順と出資金の返金

パルシステムをやめる方法は、休止と脱退の2つです。休止は配達日の15日前までに申請すれば手数料0円。脱退すると、出資金1,000円と積み立て増資分が最後の支払い後に戻ります。

公式ヘルプの脱退手順に、解約金や違約金の記載はありません。手数料の仕組みはパルシステムの料金と手数料を先に見ておくと、どの手続きが得かを判断しやすくなります。

休止・脱退・定期の解除・カタログ停止は別の手続き。止まるものを比べてみた

しばらく使わないなら休止、組合員をやめるなら脱退。ほかに定期お届けの解除とカタログの停止があり、止まるものがそれぞれ違います。

手続き 止まるもの 手数料 出資金 手続きの場所
休止 注文・お届け・定期お届け 期限内の申請なら0円 預けたまま 注文サイト・アプリの「注文のお休み・再開」
注文しないだけ 何も止まらない かかる。東京は248円 預けたまま 連絡は不要
定期お届けの解除 パルくる便・予約登録米 変わらない 預けたまま 定期お届け登録商品の画面
カタログ停止 紙のカタログや注文用紙 変わらない 預けたまま カタログの配付・停止の画面
脱退 組合員の資格とすべてのお届け 以後はかからない 最後の支払い後に返金 問い合わせフォームで「脱退」

注文しない週に連絡は要りません。ただし公式ヘルプには、その週の手数料はかかると明記されています。

「一回休み」のつもりで注文しないだけだと、東京都では1週248円が発生。2週続けば496円になり、休止の申請を出したほうが安く済みます。

パルくる便の登録がある人は、注文しない週でも定期の品が届く点に気をつけたいところ。定期お届けを止めるには、休止を申請するか、定期お届け登録商品の画面で解除します。

カタログの停止は費用を減らす手続きではありません。紙が要らない人向けの設定で、手数料は変わらない仕組み。

休止と脱退で迷ったら、出資金を預けたままにするかどうかで決めると分かりやすくなります。休止なら出資金1,000円は預けたままで、再開は注文を1回送るだけ。脱退すると出資金は戻る一方、利用歴があるのでおためしセットやおためし宅配は対象外になります。

休止は配達日の15日前が期限。曜日別の申請締切を計算!

休止で手数料を0円にするには、ネット注文の開始日の2日前、つまりお届け日の15日前までに申請します。公式の例は、金曜コースなら2週間前の木曜23時59分。

配達曜日 休止の申請期限
月曜 2週間前の日曜23時59分
火曜 2週間前の月曜23時59分
水曜 2週間前の火曜23時59分
木曜 2週間前の水曜23時59分
金曜 2週間前の木曜23時59分

上の表は、公式の「お届け日の15日前」と金曜コースの例から編集部が曜日ごとに数えたものです。期限を過ぎて申請すると、画面に「手数料が発生する」と表示されます。

その週の手数料は、すでに確定しているという扱い。公式ヘルプはこの手数料を、情報の作成やシステム利用にかかる費用と説明しています。

申請の手順は、アプリならメニューから設定、注文の休止・再開と進みます。休みを始めるお届け日と再開するお届け日を選び、理由を選んで申し込めば完了。

再開日が決まっていなければ「未定」を選べます。選択肢より先の日付で再開したい場合は、問い合わせフォームから連絡する流れ。

休止中は通い箱の回収に来ないため、空き箱は再開まで家で保管します。1週だけ休む場合は、カタログを届けるためにお休みの日にも担当者が来る仕組みです。

再開は、再開したい回に注文サイトかアプリで注文すれば自動で解除されます。パルくる便は、注文した次の企画回から届き始める設定。紙の注文用紙だけでネット登録をしていない人は、休止の申し込みを電話で受け付けています。

脱退は問い合わせフォームから。電話が要るのはネット未登録の人だけ

脱退は、ネット登録をしている人なら問い合わせフォームで「脱退」を選んで連絡するだけです。ネット登録をしていない人は問い合わせると書類が届き、書類で手続きします。

手順 ネット登録済みの人 ネット未登録の人
1 問い合わせフォームを開く 問い合わせフォームか電話で連絡
2 項目で「脱退」を選んで送信 届いた書類に記入して返送
3 共済・保険・でんきの窓口にも連絡 共済・保険・でんきの窓口にも連絡
4 最後の支払い後に出資金が戻る 最後の支払い後に出資金が戻る

電話で相談したい場合の窓口は、パルシステム問い合わせセンターの0120-868-014。受付は月〜金の9時〜20時、土曜の9時〜17時。

パルシステムの共済や保険、パルシステムでんきに入っている人は注意が要ります。宅配の脱退とは別に、それぞれの窓口へ解約の連絡が必要になるため。

宅配だけやめて共済やでんきは続けたい場合は、脱退ではなく休止を選べば済みます。公式ヘルプも、この場合は脱退の手続きは不要と案内しています。

都県外へ引っ越す場合は、宅配の脱退手続きを進めてから共済やでんきの窓口へ別に連絡します。引っ越し先が配達エリアの1都11県の中なら、脱退は不要。

検索で「退会 しつこい」の語も見られますが、公式の手順は上の表のとおりフォーム1通で始まります。脱退を伝えたあとの連絡は、最後の支払いと出資金の返金に関するもの。

おためし宅配は3週目の締切までに解除。解除しないと組合員になる

おためし宅配をやめるなら、3週目の注文締切までに登録解除を申請します。申請しないと自動で組合員になり、出資金1,000円の支払いが始まります。

項目 公式サイトの現行表記
期間 3週間。出資金と手数料が無料
解除の期限 3週目の注文締切の時点
解除の方法 注文サイト・アプリのメニューにある「おためし宅配の登録解除」
解除の費用 0円
解除しなかった場合 組合員になり出資金が発生
解除後の連絡 期間内はメールなどが届く場合がある

解除の申請先は、注文サイトかアプリのメニュー。おためし宅配はオンラインで最短即日から始まる仕組みで、申し込んだ時点から注文サイトを使えます。

ネット注文の締切は配達日の翌日13時です。3週目の配達日が金曜なら、土曜13時が解除の目安になる計算。

加入しない場合は、加入特典のクーポンや手数料無料の特典も付きません。おためし宅配中に使った1,000円引きクーポン2回分は、期間中の注文にだけ使えるもの。

おためしセットだけを買った人は、解除の手続きがそもそも要りません。セットは1回届いて終わりで、組合員にはならない仕組み。

おためし宅配とおためしセットの違いは、パルシステムのおためしセットの記事で表にまとめています。解除の期限をカレンダーに入れておけば、意図しない加入は避けられます。

脱退で戻るお金と最後にかかる費用。東京都の例で計算!

脱退で戻るのは、出資金1,000円と積み立て増資の全額です。最後にかかるのは、脱退までの商品代と、休止の申請が間に合わなかった週の手数料。

項目 金額の例 戻るか
出資金 1,000円 最後の支払い完了後に返金
積み立て増資 初期値の1回200円を52回なら10,400円 出資金と一緒に返金
休止が間に合わなかった2週の手数料 248円×2週で496円 戻らない
最後の月の商品代 注文した分 戻らない
解約金・違約金 公式ヘルプに記載なし なし

増資は注文ごとに200円が初期値で入る仕組みで、上の例は毎週そのまま注文した場合の編集部の計算です。金額は注文時に変えられるため、実際の額は人によって違います。

脱退を決めたら、まず休止を申請し、そのあとで脱退の連絡を送る順番が無駄のない流れ。休止を先に入れておけば、脱退の処理を待つ間の手数料が止まります。

出資金は脱退しなくても一部を払い戻せる場合があり、これが減資。申請できる時期は地域で違うため、問い合わせフォームで「出資金の減資希望」と送るか、電話で確認してください。

増資をやめたいだけなら、脱退の必要はありません。買い物カゴの確認画面で増資の数量を0にし、2週続けて同じ設定にすると3週目以降も0のまま。

パルシステムは続ける縛りがなく、休止も脱退も費用をかけずにできます。やめ方が分かっていれば、おためしから気軽に始めても損はしない仕組みです。